抹茶の緑茶の原材料名は同じ?それぞれの違いについて詳しく解説

日本のお茶、それは「日本茶」ですが、その種類は多岐にわたります。そのため、その違いがよくわからず、抹茶と緑茶の違いって何??という方も少なくありません。

そこで今回の記事では、抹茶と緑茶の違いについてご紹介します。それぞれの特徴や、味の違いを説明していきますので、よければ参考に御覧ください。

 

抹茶と緑茶の原材料名は同じ

抹茶や緑茶のパッケージには、名称と原材料名が記載されています。抹茶の場合は名称が抹茶、原材料名が緑茶です。

一方で緑茶の場合は名称が緑茶、原材料名も緑茶と記載しているでしょう。抹茶、緑茶のどちらも原材料名は緑茶といえます。

 

緑茶とは不発酵茶のこと

緑茶とは不発酵茶のことを呼びます。不発酵茶とは発酵していないお茶のことで、収穫したときに蒸す・炙る・干す・炒るなどの方法で製造するお茶のことを指しています。日本で製造されているお茶の多くは不発酵茶です。

一方で、世界には発酵茶と呼ばれるお茶もあります。発酵茶とは発酵しているお茶のことで、製造の過程において酵素を使って発酵させています。日本では不発酵茶のことを緑茶、発酵茶のことを紅茶と呼んでいるのです。

世界における不発酵茶と発酵茶の生産量の割合は3:7です。イギリスのアールグレイ、スリランカのウバ、インドのダージリン、中国のキーモンなど世界ではさまざまな発酵茶が生産されています。

また、不発酵茶と発酵茶以外にも、半発酵茶と呼ばれるお茶があります。半発酵茶とは、酵素による発酵の過程を途中で止めて作られたお茶のことです。代表的な半発酵茶として、ウーロン茶や白茶、青茶などが挙げられます。

 

緑茶の種類

緑茶には抹茶をはじめ、さまざまな種類があります。ここからは、それぞれの特徴や製法について詳しく解説します。

抹茶

抹茶とはてん茶というお茶を粉末にしたものであり、てん茶とは日光で遮った茶葉のことを指します。茶葉を収穫して蒸した後に乾燥させていき、その後は葉脈や茎を取り除きます。最後に30~40cmの石臼で茶葉を挽き上げると完成です。

抹茶の特徴として、テアニンが多く含まれているということが挙げられます。テアニンとはアミノ酸の一種で、お茶には多くのテアニンが含まれています。

テアニンはうまみ成分でもあるので、テアニンが大量に含まれている抹茶は比較的飲みやすい飲み物だといえるでしょう。テアニンは日光に当たるとカテキンと呼ばれる物質に変化しますが、抹茶は日光を遮って栽培しているため、ほかのお茶よりも強いうま味を感じることができるのです。

 

煎茶

煎茶とは日光を遮らずに栽培した茶葉のことです。茶葉を収穫して蒸した後に、揉みや乾燥などの工程を経て製造します。

煎茶にはカテキンが豊富に含まれています。カテキンとはポリフェノールの一種であり、煎茶にはエピカテキンやエピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのカテキンが含まれているのです。煎茶は日光を遮らずに栽培しているため、抹茶に比べると強い渋みを感じられます。

パッケージに緑茶という名称が使われている場合、一般的には煎茶のことを指しています。一方で、パッケージに抹茶という名称が使われている場合はてん茶が使われているのです。

 

玉露

緑茶の中には玉露と呼ばれる種類もあります。玉露も抹茶と同じように、日光を遮って栽培するてん茶を使いますが、煎茶と同じように収穫した後に揉むという製造工程を経て作られるお茶です。抹茶と同じように、渋みの少ない深いコクを楽しめるでしょう。

 

焙じ茶

焙じ茶は煎茶と同じように、日光を遮らずに栽培します。ただし焙じ茶は、収穫した後に焙煎という工程を経て作られます。焙煎とは油や水を使わずに加熱乾燥させることで、茶葉を焙煎させるとカテキンが壊されて口当たりがよくなるのです。

茶葉にはカフェインが含まれていますが、焙煎するとカフェインが減ります。小さな子どもや妊婦の方でも安心して飲めるでしょう。

 

抹茶と粉末緑茶の違い

抹茶は製造工程において挽く作業があります。粉状になっており、粉末緑茶との違いがわかりにくいという方もいるでしょう。

抹茶と粉末緑茶の見た目の違いは色です。抹茶は鮮やかな緑色ですが、粉末緑茶はくすんだ緑色となっています。味についても、抹茶はうま味の強いお茶であることに対し、粉末緑茶は渋みを強く感じられるお茶だといえるでしょう。

料理やデザート作りに使う場合、使用する緑茶で仕上がりは異なります。抹茶を使用した場合には深いコクを感じることができ、色も緑色が強調された仕上がりになるでしょう。

一方、粉末緑茶を使った場合には煎茶の風味を感じられるようになります。メニューによって使い分けることで、料理やデザートをよりおいしく仕上げることができるようになります。

 

まとめ

緑茶は不発酵茶であるのに対し、抹茶は不発酵茶の一種に分類されます。ただし原材料名に緑茶と記載している場合は煎茶のことを指しており、てん茶を使用している抹茶に比べると渋みの強いお茶となっているので注意しましょう。

 

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