お茶とお菓子にまつわる作法について!詳しく説明してみます

 

今回もお茶についてのお話ですが、今度は昔ながらのお茶とお菓子の作法について調べてみました。

日本人の生活の中に古くから存在しているお茶は、お菓子と一緒にいただくことで、より深く味わうことができます。何気なく楽しんでいるお茶とお菓子ですが、その作法に詳しい方はそこまで多くはないかもしれません。具体的にどのようなものがあるのか詳しく知らないという方のために、今回は日本の伝統あるお茶とお菓子にまつわる作法について説明するので、「へ~、そうなんだ!」と感じていただければ幸いでございます。

 

お茶とお菓子でもてなすときの作法


最初に、お茶とお菓子で客人をもてなすときの作法について、いくつかご紹介します。

 

お茶を淹れるときの作法

お茶を淹れるときの作法のステップは5つあります。まずはお湯を沸騰させ、適温になるまでお湯を冷ましましょう。

その後、客人の人数分だけ用意した茶碗にお湯を注いでいきます。このとき、満杯にするのではなく8割ほどに抑えるようにするとよいでしょう。

次に、茶葉を急須に入れます。茶葉は客人1人につき、小さじ1杯程度を目安に入れておくとよいでしょう。

そして、急須に冷ましたお湯を注ぎます。このとき、客人の数に合わせてお湯の量を調整します。お湯を注いでからは、1分から1分30秒ほど待つといい味のお茶を淹れることができるでしょう。

最後に茶碗にお茶を淹れます。このとき、各茶碗に少しずつ注いでいくことで、均等の濃さのお茶にすることができます。

 

お茶を出すときの作法

客人にお茶を出すときには、お盆の上に茶碗を乗せ、茶托と一緒に運びます。実際にお茶を出すときは、茶碗を茶托の上に乗せてお出しします。

茶托に木目がある場合は、木目の向きが客人に対し横向きになるようにしましょう。茶碗に絵柄がついている場合は、絵柄が客人の前に向くようにします。

客人の右側に回り、茶托を右手で持ち、左手を軽く添えて客人の前に出します。このとき、部屋にいる人の中で、立場や地位が高い人からお出しするように配慮しましょう。

なお、お茶を出すタイミングを間違えると、その場の雰囲気が悪くなってしまうことがあります。会話の妨げになることがないように、状況を見ながら柔軟に対応しましょう。

 

お菓子を出すときの作法

お菓子は1つずつ皿に乗せておき、お盆の上に乗せて運びます。客人にお出しする際は、客人の右側に回り、客人の左膝の前あたりの位置にお菓子を置きます。お茶と一緒に出すときには、先にお菓子をお出しするようにしましょう。

お茶とお菓子を出す場合、先に出した器の上を手が通らないようにすることがマナーです。客人の右側からお菓子を先に客人の左側に置き、続けてお茶を客人の右側に置くようにするとよいでしょう。

 

お茶とお菓子でもてなされたときの作法


次に、もてなしを受けたときのお茶とお菓子のいただき方について、ご紹介します。

 

お茶をいただくときの作法

蓋付きの茶碗でお茶を出していただいた場合、まず蓋を外すところから意識していきましょう。茶碗を持ち上げる前に、左手を茶碗に添えて茶碗の位置を固定させつつ、右手で蓋を少し持ち上げます。

このとき、蓋の内側に水滴がついていることもあるので、蓋を茶碗の縁に添えて軽く回し、水滴を茶碗の中に落としましょう。それから蓋を外し、水滴がついていた面が上になるように、茶碗の右側に蓋をおきます。

その後は右手で茶碗を持ち、左手の上に茶碗を置くように乗せて、茶碗を持ちます。この持ち方は、茶道で抹茶をいただく際に使う大きめの茶碗でも変わりはありません。

茶道では、お茶を飲み切るまでは茶碗を下に置かないようにするといわれています。しかし、通常の会議や会合などのときはそれほど気にすることはありません。

また、茶道では飲み終わったことを知らせる合図として、最後の一口をあえて音が出るように飲むという作法があります。しかし、こちらは逆にマナー違反になることもあるので、あまり音を立てずに飲む方がよいといえるでしょう。

 

お菓子をいただくときの作法

お菓子をいただくときの作法もいくつかあります。お茶に加えてお菓子が出されたときは、お茶を飲む前にお菓子をいただくようにしましょう。

食べるときは、左手でお菓子を乗せている皿を抑え、右手で楊枝やフォークを使って一口サイズに切ってから食べます。当然ながら、お菓子がこぼれないように慎重に口に運ばなければなりません。崩れやすいお菓子であれば、落とさないように手を添えながら食べる、あらかじめハンカチなどを広げておいて食べるといった対策を取るようにしましょう。

 


 

今回は、お茶とお菓子にまつわる作法について調べてみました。さまざまな作法がありますが、これらの作法の根底にあるものは、客人をもてなす気持ちにあります。感謝の気持ちを大事にしながらお茶やお菓子を楽しみましょう。

 

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