外でのティータイムはもちろん、ご家庭にお客様を招いてお茶会を開くこともあるでしょう。その際、お茶と一緒にお出しするお菓子のことで悩んでしまう方も少なくありません。お菓子によってお客様に与える印象も違ってくるので、今回はそんなお菓子の盛り付け方について解説していきます。
お菓子の選び方
菓子鉢に盛り付けるお菓子は、個包装されたものにするのが一般的です。来客中はそのまま置いておくので、個包装されていない饅頭などは堅くなってしまうからです。
菓子鉢には、和菓子・洋菓子問わず甘いものや辛いものなどを織り交ぜて入れましょう。饅頭類なら、小さめの2、3口で食べられるものにするとよいでしょう。
急な来客でお菓子がない場合
常にお菓子やお茶請けが常備されているとは限りません。お菓子がなかったときは、柿の種や裂きイカ、もしくはフルーツなどを使いましょう。りんごやみかんなども、一工夫で立派なお茶請けになります。
ガラスの小鉢に8等分に切ったりんごを切って小鉢に盛りましょう。女性でも食べやすいに、一口大の大きさに切り分けるのがポイントです。そして手前にフォークを添えて、お客様にお出ししましょう。
お菓子の盛り付け方のいろいろ
ここからは、お菓子の盛り付け方について紹介していきます。お菓子の種類や器によって実にさまざまな盛り付けの方法があります。
クッキーの場合
クッキーは立体感が出にくいので、深い皿ではなく平皿に並べましょう。クッキー同士が少しずつ重なるようにして並べると、より立体感を出すことができます。
お皿は高価なものでなくて構いません。大切なのは、気に入っているお皿を使うということです。愛着を持っているお皿を使うことで、相手との会話も弾むようになるでしょう。
盛り付け方の例
レースペーパーやペーパーナプキンを敷くと、より雰囲気を出すことができます。いずれも100円ショップなどで売っているため、おしゃれな柄のものを常備しておくといいでしょう。黒や紺など、濃い色のお皿に敷くとより映えるのでおすすめです。
ペーパーナプキンは花柄や動物柄、チェック柄や北欧風など、さまざまな種類がそろっています。シンプルな白いお皿でも、ペーパーナプキンを敷くことで手軽に華やかさが増します。お客様の好きなものをモチーフにしたペーパーナプキンを選べば、そこから会話も弾むようになるでしょう。
クッキーを盛り付けるときの注意点
個包装のクッキーを盛り付けるとき、袋から出すかどうか迷う方もいらっしゃるでしょう。袋から出した方が見栄えはよくなりますが、衛生面のことが気になってしまいます。
クッキーが個包装されていた場合は、そのままお皿に盛り付けて構いません。包装された袋にクッキーの名称が印刷されていれば味や成分などがわかるので、選ぶ楽しみも増えます。また、余った分はお土産として持ち帰っていただくことも可能です。
逆にクッキーの屑を受ける小皿が用意されていなかったり、手を拭けるものがなかったりすると、お客様は食べるのをためらってしまうかもしれません。クッキーに添えて、軽く指先を拭けるおしぼりやペーパーナプキンなど用意しておくことをおすすめします。
和菓子の盛り付け方
クッキーなどは比較的簡単ですが、難しいのは和菓子でしょう。おまんじゅうや大福、ようかんなどの甘味、もしくはおせんべいやおかきなどがありますが、出す和菓子よってお皿や盛り付け方に工夫が必要になってきます。
甘味の盛り付け方
甘味は基本的に個包装されていません。クッキーのようなお菓子とは異なり、扱い方に注意をする必要があります。
お皿は豆皿やお刺身を食べる際に使うような和の雰囲気を持ったものを選びます。100円ショップなどでさまざまな種類の品が売っているので、事前に用意しておくといいでしょう。
おせんべいなど甘くないお茶請けの盛り付け方
おせんべいやおかきなどを乗せるときは、木目のお皿を使いましょう。仮になかった場合、サラダボウルなどに使っている木目の横長のお皿などで代用できます。
クッキーと同じ要領で並べて盛り付けることで、見栄えがよくなります。おせんべいとおかきを半分ずつ盛り付けるのもよいでしょう。大切なのは、食べやすいように盛り付けること、そしてお客様に喜んでもらいたいというおもてなしの心です。
普段の料理はもちろん、お菓子盛り付けにもさまざまなバリエーションがあります。クッキーであれば盛り付けも簡単ですが、和菓子となると少しハードルが高く感じられるでしょう。しかし、和菓子でもポイントを押さえることできれいな盛り付けにすることができるので、積極的に試していきましょう。
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